iPad Pro 9.7インチを4カ月使ってみた感想

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（Source：https://www.engadget.com/2016/03/21/apple-new-ipad-pro-hands-on-preview/）

５月に我慢できずに買ってから４カ月ほどiPad Pro 9.7を使ってきました。使っているのは、128GBのWiFi+LTEモデルに、Smart Keyboard CoverとApple Pencilと合計$1,127の組み合わせ。恐らく、どの王道レビュー記事にも載っている『無難』な組み合わせでもあります。

元々は、発売と同時に購入していた12.9インチの「大きい方の」iPad Proを使っていました。これは雑誌や一般的なオフィス資料がほぼフルサイズで扱えるうえに、動画を見る際にも画面が大きくて内蔵スピーカーも良いためかなりコンテンツに没入できるといった最高のコンテンツ消費マシンでした。

一方で、日々持ち歩くには大きすぎ、特に家族旅行に出る際には、自分だけがバカみたいに大きな機材を持っている気がしていました。（我が家は1歳半の娘を除く全員がiPad一人一台体制）また13インチのMacBook Proとも用途が被るようで被らないという微妙なスタメン争いから、心が離れていった結果が9.7インチ版の購入でした。

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（Source:http://www.pcadvisor.co.uk/review/tablet-pcs/ipad-pro-97-vs-ipad-pro-129-comparison-3637194/）

9.7インチモデルを使ってみた

それから4カ月ほどが経ち、色々と使い込んでみました。

・夏休みの家族旅行（５泊６日フィラデルフィア・ワシントンDC車旅行）
・シリコンバレー出張ｘ３
・一人マンハッタン散策
・日々のオフィス使用

わかったことは、、、

・9.7インチは抜群に使い勝手が良い　→慣れているから？
・ただし尖っているuse caseはどこにもない
・持ち運びには便利なサイズ　→慣れているから？
・雑誌は見開きでは到底読めないし、片面でもズームしないと読めないことが
・カメラは抜群に良い、特に夜間撮影

要は、9.7インチモデルには「慣れ」が大きく関与している。

使い勝手が良いことも、持ち運ぶ際にしっかりとカバンの専用ポケットに収まって運びやすいことも、慣れ。9.7インチの筐体をベースとした、カバンも日々の習慣も、エコシステムが構築されているわけです。

また、パソコンと一緒に持ち歩く際には、両デバイスの使い分けができ、またサイズ的なバランスもとれて使い易いです。

カメラの高感度撮影時のパフォーマンスが上った気がします。先日サンフランシスコ空港の滑走路横にあるAloft San Francisco Airportに宿泊した際に夜タイムラプスを取ったのですが、かなりノイズ感が改善されているように思いました。

あと、飛行機の機内での使用は圧倒的に9.7インチの方が安定しました。揺れる機内でテーブルに置くと、9.7インチは揺れの影響をあまり受けません。また横向きで使用しても隣の人に覗かれている？見られている？感が全くしません。もちろん手持ちは9.7インチの方が楽ですよね。

9.7インチのデメリットも多々ありました。

まず『無難』であまり尖った「これ！」という使い道がなかったです。もちろん持ち運びというシナリオはありますが、単独で使う場合はやはり大きい方が使い勝手が良いですね。これは『持ち運び勝手』か『使い勝手』のどちらを選ぶかということになりそうです。

あとiPadを自分の中でどう位置づけるか。

私は未だにメールや文章以外のコンテンツを作る気になりません。Apple Pencilが加わり、これに手書きメモが加わりました。要するに打ち合わせなどで取るノートです。紙ノートを持ち運ぶことが少なくなりました。Microsoft Office 365加入者としてWord/Excel/Powerpointはありますが、資料は作りません。専ら資料確認や指示だしに使います。