THREE+

三十歳から始まった、育児・夢・仕事・現実に、感謝と喜びの感情が複雑にからむブログ。

Apple Watchを導入して生活を取り戻す

買いました。Apple Watch。

正確には、AppleWatch Sports Editionです。


言い訳はしません。

欲しかった。
興味があった。
人生がどう変わるのか知りたかった。

最悪14日以内であれば返品可能ということですが、
12日が経った時点でほぼ決まりです。

「返品しません」

理由は簡単です。

「新しいガジェットを導入することで、生活を取り戻した」から。

???

実は、iPhone 6 Plusを導入以来、iPad mini 2の出番はおろか、ほぼ全ての作業をiPhoneで行っていました。
もちろん資料作りなど、所謂オフィス系のアプリを使う時は、パソコンを使っています。

でもメールの返信や、下手をすると長文メールなんかも全てiPhone 6 Plusでやっていました。
それだけ大画面の恩恵を受けていたと言っても過言ではありません。
本当に今となっては、ファブレットではない携帯は使えません。
(事実会社支給のiPhone 5sはほぼ使っていないで自動転送になっています)

ただし、その代償として、iPhone 6 Plusを常時握りしめていました。

今に始まったことではないかも知れませんが、本当にどこに行くにも携帯を持っていました。
トイレであっても、リビングからダイニングに移動する時、またちょっと寝室に物を取りに行く時も。
会社でも席を立ってプリンタに行く時も、キャビネットに物を取りに行く時も。
もちろん、ちょっと経理までという30秒でも。

隙さえあれば携帯片手に移動していました。

それはiPhoneを触れば、必ずやることが見つかるから。

メールが来ていれば、読んで返信。
iMessageが届いていれば、これも読んで返信。
Facebookもチェック。Instagramもチェック。
Feedlyでニュースやブログを読み、溜まった記事をPocketで読む。

なんでも出来る、何にでも使ってしまうiPhoneだからこそ
隙間時間があれば触り、使ってしまう。
一度触れば必要のないことまでやってしまう。

iPhoneに生活を奪われていました。

それがApple Watchを付けてから、変わりました。
具体的に、Apple Watchが来てからの変化は大きく3つではないかと考えます。



1、 iPhoneから生活を取り戻しました


Apple Watchなどのスマートウォッチを取り上げる際に、最も大きな特徴として挙げられるのが
やはり「通知機能(Notification)」だと思います。

もちろん、通知はiPhoneにもその機能はあります。
私のiPhone 6 Plusは大きい故にいつも会社でも机の上に出してあります。
すると通知音やバイブに気づくとどうしても触ってみてしまう。

この通知機能が手首に移るだけで違うことがわかりました。

Apple Watchから通知(Notification)が発せられなければ、要は何も重要なことはないということ。
つまり、Apple WatchがiPhoneを見る必要がある時を教えてくれるのです。
それ以外の時は見ないで良い。そうするとついつい余計なことをしまわずに済みます。

そう。大事なことは携帯を見なくても、手首で教えてくれます。



もうコピー機でプリントしに行く時に携帯がなくても大丈夫です。

夜、トイレに行く時も手ぶらでいけます。



2、 手元にあるiPhoneからの脱却


通知機能が、iPhoneで余計なことをすることから守ってくれる以外にも、重要な影響があることがわかりました。

それが、iPhoneに不向きな作業をiPhoneでやらなくなること。

例えば、iPhone 6 Plusでは大型化した恩恵から日本語・英語共にQWERTY入力をしていました。
フリック入力が出始めた時点で既にNYにいた私は、フリック入力を学ぶ機会も必要性もなく、ずっとQWERTYです。
iPhone 6 Plusでは簡単に文字が打てるので、その場で返信したり、新たにメールを起こしたりと、どんどん作業を広げてしまいがちです。

ただ、本来これらの動きには無理があり、やはり文字を入力するのにはキーボードが最適。

iPhoneを持っていないからといって仕事をしなくなった訳ではありません。
1日にやらなければならないことはやらなければなりません。

そうすると人間は最もその作業に適したデバイスで、その作業をするようになります。
そして私は事実ブログをPCで書きますし、メールもPCから打つことの方が圧倒的に多くなりました。




3、 動くことを意識するようになった


もともとUP3を最近導入したばかりだったので、あまりApple Watchのフィットネス系機能には興味がありませんでした。ただ唯一あったのは、常時モニタの心拍計

実はこの2週間、ずっとジムに行けていないので心拍計を巻かずにApple Watchで代替するとどうなるかは、未だ試していません。

ただ、Activityアプリは素晴らしい。

3つの輪でその日の活動量を表示してくれる。ここで測る活動は全てApple Watchが管理している。

一番外側が、「総活動量」。
設定したカロリー数の動きを1周として、達成度を示してくれる。
これはまだデフォルトの380カロリーに設定しているせいか、基本的に常に達成出来る。

真ん中の輪が、「運動量」。
30分の運動を1周として達成度を表示。
数分以上の連続した動き・運動でないとカウントされない。
基本的には、車通勤であるためこれはジムに行かないと全くもって達成できないでいる。

そして内側が、「立った回数」。
最近の研究では、座っていることは過度な飲酒や喫煙よりも体に悪いとか。そのため1時間に一回立ち上がることを推奨し、1時間のうち1回立ち上がることを12時間やることを1周として達成度を表示。
これが面白い。

会社にいると、しょっちゅう「そろそろ立ち上がりましょう」的な通知が来る。
しょっちゅうと言っても毎時間一回、だいたい50分ごろに通知が来る。
あと10分で一時間というタイミングなので、どうしても立ち上がって目標達成を図りたくなる。

話では、試作品のApple Watchを幹部全員が付けていたアップル社では、幹部が揃う会議が短縮されたそう。
なぜなら50分経つと全員のApple Watchが順番に「立ち上がりましょう」と通知するので、全員が立ち上がる。
そうすると、「あと10分だ。結論はなんだ?」と会議がまとめるという。

同時に社員の健康に役立てもこれは一石二鳥。



Apple Watchは、この様に文章で書くと、それって必要?
iPhoneで出来ないの?意志の問題では?などと色々なクレームがつく。

でも少なくとも、私の場合はiPhoneの呪縛から人生を取り返し、健康になろうという意識が働いている。それが$400の価値があるかどうかは、人それぞれだと思う。
でも少なくとも私には何か自分に惹きつけるものがあるので、恐らく明後日返品に行くことはないだろう。


今後はApple Watchを使ったApple Payや、他の機能やアプリもどんどん試していきたい。

またApple Watchを使った出張・旅行はどうなるか?などのケーススタディーも面白そうだ。