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三十歳から始まった、育児・夢・仕事・現実に、感謝と喜びの感情が複雑にからむブログ。

iPhone 7 Plusがあれば、もうミラーレスはいらない?!新型iPhoneと過ごした最初の週末でわかったこと。

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 予定通り、9月16日(金)の発売日に新型iPhone 7 Plusを入手しました。週末はべったり一緒に過ごして、子供の運動会やNFLの試合観戦にも持って行きましたので、そこでわかったことをレポートしたいと思います。

 

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空きメモリーは、心の余裕に比例する。

買ったのはSilverのiPhone 7 Plus。容量は256GBモデルを選択しました。 これまで必ず中位機を買っていたのですが、2年後に買い替えるまでには容量が満杯に。恐らく感覚的には、使い始めて1年で満杯になる感じだったので今回はアップル純正のiPhone Upgrade Programを活用したのをきっかけに思い切って最高グレードの256GBを買ってみました。

機種交換は2年ぶり。64GBのiPhone 6 Plusからデータを移行しても、まだまだ余裕があります。これなら試に4K動画を撮ったり、あんなアプリやこんなアプリを入れてみても全然余裕です。残メモリーを気にせず、「ただ使える」ことはこういったガジェットを使う上ですごい大切な気がします。使いたい時に、使いたいように使える。この心の余裕が想像力につながる気がします。何も出ないけど。

 

テスト:NFL初観戦・NY Giants対 New Orleans Saints

日曜日は会社の同僚と息子を連れて初めてのNFL観戦。地元NY GiantsとNew Orleans Saintsの試合を観戦してきました。

NFLは一般的に肖像権などが厳しく、カメラの持ち込みが厳しく制限されており、基本的に望遠レンズを付けた一眼レフはNGです。ちょっと前まではこぶし大までOKで、よくレンズとボディを別々に持ち込んでいる人とかがいましたが、特にこの日は前日にチェルシーで爆破事件などが起きていることから、セキュリティが厳しいだろうとのことで望遠の効くPowerShotすら持って行くのを控えました。

ならばとiPhone 7 Plusの実力を試すことに。

当日は3階席の22列目でほぼ中央のエンドゾーン側。一緒に行った6歳の息子はちょっとボールが見にくいぐらいの距離でした。

結果は、


2016-09-18 Giants vs Saints

試合は同点で向かえた残り5秒というシーン。ホームのジャイアンツがフィールドゴールのチャンス。決めれば逃げ切り勝利という場面。撮影は4K/30FPS。フィールドゴールが決まるまでが3倍のデジタルズーム。そして決まってからスタジアム内を写す場面が標準1xモード。

2倍までは光学ズームで、そこから3倍までがデジタルズームというデュアルカメラの仕様を駆使しての比較撮影ですが、正直かなりイケてる気がします。

13秒までのズーム時にもフィールドの芝生のあれた感じがしっかり写っていますし、近くの観客にのお兄さんの腕とかも結構ノイズなくはっきり撮れている気がします。14秒以降に1xモード(28mm相当)になってからは、いつも通りのiPhone画質。

正直、ここまで撮れると思っておらず、ちょうど一ヶ月前に同じスタジアムで撮ったレアル・マドリードの時とは大違いでした。

 

コンデジはアウト。次はミラーレス?!

iPhoneに搭載されるカメラが進化したことで、コンパクトデジカメがほぼ壊滅状態に陥ったのは周知の事実ですが、正直このカメラにはミラーレスカメラですら脅威となり得る危険性を感じます。

現時点では、デュアルカメラのメリットは、光学ズーム域の拡大に留まっています。それでも実使用環境下ではこれだけのメリットがありました。もちろんズームを引きながら連写といったワザはまだ使えないかも知れないですが、FilmicProやProCamといったアプリ次第ではそれが実現するかもしれません。

それに今後はAppleが既に発表しているように、ポートレート撮影時に擬似的に被写界深度を浅くしてキレイなボケが表現できる機能が追加される予定です。この機能、手前の人物をマシンラーニングで検出し、背景にボケを加えるらしいのですが、もしかするとこれがポートレート以外にも使えるようになるかもしれません。さらにはHuaweiのP9のように、両方のカメラで撮影した画像を合わせることで高解像度画像を合成することだって可能になるかも知れません。

そうなれば、カジュアルフォトグラフィーに用いられるミラーレスは壊滅。スマホに撮れない、高倍率ズームや高解像画像を謳う高級コンパクトデジカメも厳しいでしょう。

そうなる前にカメラメーカーには、光学やハード頼らない、ソフトウェアで良い写真が撮れる技術を磨いてもらいたいと切に願っています。